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エタにたいするあっぱくのえんかく
被差別部落とは何か
喜田 貞吉
喜田貞吉『被差別部落とは何か』。同一底本的分册已合并为一书。收入:エタに対する圧迫の沿革、特殊部落の成立沿革を略叙してその解放に及ぶ、特殊部落の人口増殖、特殊部落の言語、特殊部落と通婚問題、特殊部落と寺院、特殊部落と細民部落・密集部落、沙門と屠児、来り人の地位と職業、遠州地方の足洗、エタと非人と普通人、エタ源流考、「特殊部落研究号」発行の辞、「特殊部落」と云う名称について、『切支丹と旧エタ』について、「エタ」名義考、編輯雑感。
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 133,169 字 · 267 页
2 エタまたはエッタはエトリの転訛なりとの説
その後年を経るに従って、多くの流れがここに落ち込み、人口は内的・外的に増殖して、明治・大正の今日百数十万の同胞が、なおこの文字の為に甚だしく累されているという事は、当初極めて手軽にその文字を用いた人が、よしや「塵袋」の著者であろうが、なかろうが、当時に於いて思いもかけぬ事であったであろう。とかく漢字を用うるものの弊として、自分よりも低い地位のものに対しては、えてして賤しい文字を当てたがる。支那人が北方の外国人を匈奴と云い、日本の住民を倭奴とか、狗奴とかいう様な、賤しめた文字を以てあらわした事の如きはさらにも言わず、邦人またも彼らの例に倣って、アイヌすなわち古えのカイ族に当てるに「蝦夷」、すなわち「蝦蟆の夷」の義ある文字を用いて平気でおった(支那人は当初蝦※(「虫+夷」、第4水準2-87-46)と書いた様である)。近くはアイヌに同情して、これを研究せんとする学者達の間にも、「阿夷奴」という様ないやな文字を使った人もあって、自分はその取り換えを依頼した事があった。
2 エタまたはエッタはエトリの転訛なりとの説
「穢多」の文字はもとより単に発音をあらわす為の借字で、「※(「土へん+蓋」