轻读日语

轻松读懂日语经典作品

ja-reading.com

轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。

おやどりことり

親鳥子鳥

佐々木 邦

「キング」大日本雄辯會講談社、1925(大正14)年10月~1926(大正15)年10月

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 88,828 字 · 181 页

青空文庫

でつくりの縦棒が下に突き抜けている、第4水準2-13-28)んだパンをサンドウイッチと呼ぶようになってしまった。妙な因縁だろう? 今日我々がハムや野菜のサンドウイッチを喰べるのも皆この伯爵が賭博に耽ったお蔭だ。しかしサンドウイッチ伯爵独創の発明とは首肯し難い節がある。何となれば、もっと昔のローマ人もオッフラという料理を愛好したそうだからね。これもパンに肉を※(「插」でつくりの縦棒が下に突き抜けている、第4水準2-13-28)んだもので、伯爵の発明品と毫も異るところがないらしい。偶然の一致か、それとも伯爵が古代ローマのオツフラを模倣したのか、そこまでは未だ研究していないから、ここに断言し兼ねる」

「大変むずかしいんですね」

と僕は感心してしまった。何でもないことにこれぐらい勿体をつけ得なければ、新聞記者にはなれないと見える。僕もお父さんの後を継ぐ積りだけれど、未だ未だナカナカ修行を要する。

「兎に角安心したわ、野菜でなくて」

と郁子は大袈裟に胸を撫で下した。無論僕に当てつけたのである。

「私達は矢っ張り肉よ。兄さんと坊やはパンよ。唯の食パンよ」

と敏子も得意になって反り返った。