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「ふんしょじだい」のしゅつげん
論理とその実践――組織論から図書館像へ――
中井 正一
中井正一『論理とその実践――組織論から図書館像へ――』。同一底本的分册已合并为一书。收入:「焚書時代」の出現、生まれ変った赤坂離宮、国立国会図書館について、知識と政治との遊離、地方文化運動報告、図書館法楽屋話、図書館法の成立、野に山にかかる虹の橋、民族の血管、「良書普及運動」に寄せて、機構への挑戦、巨像を彫るもの、国立国会図書館、集団文化と読書、実践について、組織としての図書館へ、地方の青年についての報告、聴衆0の講演会、図書館法ついに通過せり、図書館法と出版界、歴史の流れの中の図書館。
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 57,021 字 · 120 页
図書館法と出版界
終戦後、アメリカが図書館界に示した関心はまことに深いものがあった。その一つは国立国会図書館の設立であり、その二は図書館法の制定であり、その三は、図書館学校のためにアメリカの費用でアメリカ教師を遣わしたことである。
図書館法は、昭和二十一年キニー氏の準備委員会に端を発し、ネルソン、バーネット、フェアウェザー等々のメンバーが自分の事のように世話をやいていたのであった。しかも我館界の理想はまことに高く、つまらない法案なら通すなという勢いであった。ところが、ショープ、ドッジ両案で形勢は刻々悪くなって行った。
二十四年度に握りつぶしになったこの法案はついに、最悪の条件のもとに、二十五年度を迎えたのである。理事長の責務にあった私は、この二十五年度に提出の機を失したならば、永遠にその時を失うかもしれないと見たのであった。そこで、まず予算措置のない法案はいらないという館界の意見を伏せるべく、私は「法案の流線型化」(なるべく大蔵省、閣議、両院の抵抗を少なくするという意味で、ついには砲弾型とさえ、たわむれにそれを呼んでいた)をはかったのである。
しかし、最後の線として、「補助金」