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じてん

辞典

戸坂 潤

「経済学大辞典 第四巻」岩波書店、1931(昭和6)年10月、「経済学大辞典 第五巻」岩波書店、1932(昭和7)年1月、「経済学大辞典 追補」岩波書店、1936(昭和11)年10月、「教育学辞典 第一巻」岩波書店、1936(昭和11)年5月、「教育学辞典 第二巻」岩波書店、1937(昭和12)年2月、「現代哲学辞典」日本評論社、1936(昭和11)年9月

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 96,131 字 · 186 页

青空文庫

夫と之との間には一脈共通なものが発見されるかも知れない。)そこからライプニツは、この事実真理を成立させるために、形式論理学に新しい法則をつけ加えた。充足理由の原理が夫である。ここにすでに従来の形式論理学に対する或る根本的な修正の動きを見て取ることが出来る。

このようにして、所謂論理学の領域外に於て、論理上の根本問題が、認識理論が、展開され、当時(十七世紀)の科学の水準に照応して、課題の提出と解決とを要求されていたのである。認識に関する論理的省察は実は遠くルネサンス(ニコラウス・クサヌス――クーエのニコラス)以来、系統的に発達して来つつあったのである。――さてそこで、前に述べた大陸のラショナリズム乃至先天主義とイギリスの経験論との、認識理論上の例の対立を総合すべく、新しい論理学の方向を開拓したのがカントである。

カントがこの認識論上の問題を論理学という軌道に乗せて提出しなければならなかった根本的な理由の一つは、ニュートンの自然科学に就いての論理的考察を必要と感じたことからである。元来ニュートンの科学上の功績とその組織的な方法(夫は『自然哲学の数学的原理』