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こんじきのし

金色の死

谷崎 潤一郎

「東京朝日新聞」1914(大正3)年12月

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 22,997 字 · 46 页

青空文庫

Sph※(ダイエレシス付きA小文字)re meines innern Auges sein, so w※(ダイエレシス付きU小文字)rde ich, um von dieser Einschr※(ダイエレシス付きA小文字)nkung frei zu werden, einen grossen Wert auf den Verlust des ersten legen. ―――此れはレッシングがミルトンの失明を讃美した言葉らしいが、若しも人間がなまじ肉眼を持って居て、却て其の為めに心眼の活動の範囲を制限されるくらいなら、寧ろ肉眼なんぞない方がいゝと云うんだ。何とおかしな理屈じゃないか。僕に云わせれば、肉眼のない心眼なんか、芸術の上から何の役にも立ちはしない。完全な官能を持って居る事が、芸術家たる第一の要素だと思うね。だからレッシングと云う男は根本に於いて芸術の解釈を誤って居る。」

「それじゃ君はミルトンをえらいとは思わないんだね。」

「思わないさ。尤もホーマーは特別だが、果して彼が盲目であったかどうかは疑問の余地があるようだ。」

岡村君のレッシングを攻撃する事は非常なもので、ラオコオンの彼方此方のページを開いては、完膚なき迄に罵倒するのです。