轻读日语

轻松读懂日语经典作品

ja-reading.com

轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。

くろふねぜんご

黒船前後・志士と経済他十六篇

服部 之総

服部之総『黒船前後・志士と経済他十六篇』。同一底本的分册已合并为一书。收入:黒船前後、志士と経済、空罎、加波山、咸臨丸その他、汽船が太平洋を横断するまで、黒田清隆の方針、黒船来航、新撰組、せいばい、尊攘戦略史、撥陵遠征隊、福沢諭吉、武鑑譜、望郷、蓮月焼、Moods cashey。

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 121,901 字 · 247 页

青空文庫

結局、海賊扱いのジェンキンス裁判からと同様、善人呼ばわりのオッペルト紀行からも、依然撥陵遠征隊事件の基本的な謎は解かれていない。

だが、すでにこの事件に関して何が不明であるかがほぼ明らかにされた以上、二、三の合鍵をつくるのは、さまで困難ではないだろう。ジェンキンス裁判当時における輿論や、拘引理由や、「参審」の一人が後年発表したところや、またセワード総領事がワシントン政府に送ったという報告――「一、二の朝鮮王陵よりして遺骨を奪い、おそらくはそれに対する身代金を要求せんと企てたるもの」――は、ジェンキンスが他の何人にも関係なく自分で遠征資金を投機した場合として妥当する。だがそれならばわざわざ「証拠不充分」として、疑惑を残す必要もあるまい。第二に、ジェンキンスが総領事セワードから、撥陵遠征隊のプランを打明けたうえで費用を引出したと考えることは、両者の関係ならびに裁判の結果を一面裏付けるもののようではあるが、米国の利益と撥陵事件との内的関係は、『紀行』がフェロンにいわせている趣旨からはもちろんのこと、その他のいかなる趣旨からも理由づけられないていのものだ。