轻松读懂日语经典作品
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なのかななよ
七日七夜
山本 周五郎
「講談倶楽部」大日本雄弁会講談社、1951(昭和26)年5月
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 17,818 字 · 36 页
持参金付きの嫁を貰う兄も兄だが、それを鼻にかけて、平べったい狐のくせをして、えらそうな顔をするあによめもあによめである。
「しかも金を隠していたじゃないか」
小銭の財布を出そうとして、刀を突きつけられて、仏壇のうしろから金を出した。それが持参金の内であるかどうかわからない、いわゆる臍繰りというものかもしれないが、ともかくごまかした金には違いないだろう。いくら兄が吝嗇でも、侍であってみればあんな場所へ金を隠す筈はない。
「夫婦の仲でごまかしあいか」
昌平はごろっと横になった。寒いし、空腹はますます募るが、それ以上に疲れて、ひどく眠かった。
「こっちはその金を六つ取って、一つ返すような馬鹿ときている」横になって彼は自嘲するよう呟やいた、「どういうつもりであんなことをしたか、やっぱり古草鞋のいじけた根性のためだろうが、……つまるところ騙されたり馬鹿にされたりするようにできてるんだ、しょせん葱を背負った鴨じゃねえか、ざまあみやがれ」
彼はいつか眠った。どのくらい眠ったものか、強烈な寒さで眼がさめると、続けさまにくしゃみが出た。
そうしていてもしようがない、彼は社を出てまた歩きだした。