轻松读懂日语经典作品
ja-reading.com
轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。
ふえふきがわのじょうりゅう(ひがしさわとにしさわ)
山の憶い出 上
木暮 理太郎
木暮理太郎『山の憶い出 上』。同一底本的分册已合并为一书。收入:笛吹川の上流(東沢と西沢)、奥秩父の山旅日記、釜沢行、秩父の奥山、利根川水源地の山々、秋の鬼怒沼 、美ヶ原、木曽駒と甲斐駒、黒部川奥の山旅、黒部川を遡る 、針木峠の林道 、春の大方山、三国山と苗場山、八ヶ峰の断裂 。
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 284,014 字 · 565 页
妙義戸隠の如くなるは、これ蓋し異数にして、所謂正中の奇なるものか。駒ヶ岳に至りては実に奇中の奇にして、景象の跌宕眺望の雄大、真に人の意表に出づるものあり、平常多くは曠茫たる裾野を有する火山をのみ看熟せるもの、忽ちこの奇秀に接す、その特に之を激賞する故なしとせんや。
余りにも多く画の多い字を用いたので、漢文科を志していた友人から、なぜ漢文で書かなかったと叱られた程である。『文選』を耽読していたのと、どうも偏に山や石のついた字を使わないと、気分が露れないように思った年少客気の致すところと相俟って、こんな文章となってしまった。勿論『風景論』其者から大なる影響を受けたことは言う迄もない。八千六百尺の標高は、少しでも山を高くしたい贔負目から、『風景論』のものを採用しないで、何処かで瞥見した地質調査所発行の中部地質図に、等高線が二千六百米となっていたように思ったので、夫に従ったものらしいが判然した記憶がない。磊たる熔岩から成る火山が、幾多の年月を経て、岩石※爛の結果、秀麗なる外観を呈するに至ったなどと、曖昧なことは書かずともある可きものを、これも火山に対する無知から勢に駆られた筆の仕業であると見て頂きたい。