轻读日语

轻松读懂日语经典作品

ja-reading.com

轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。

せいにかんするアイヌのしゅうぞく

性に関するアイヌの習俗

河野 広道

「北方研究 第一輯」1952(昭和27)年12月

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 5,926 字 · 12 页

青空文庫

四 陰部の洗汁も除魔力を有するということ

四 陰部の洗汁も除魔力を有するということ

性器が偉大な力をもつと信ぜられているのみでなく、その洗汁までが除魔力を有すると考えられている。

次に紹介するのは疱瘡神がアイヌ達の陰部の洗汁や悪臭ある植物の煮汁によってへきえきして退散する有様を述べた昔噺である。

「我は部下と共に出稼ぎに出て、ぬば玉の闇の夜に、人間の村の、村の下手に船を着けた。我一人村の中央へ歩いて行くと、思いもかけず、大きな家の、家の内部から、焚火の光が、あかあかとさしている。忍び足に近寄って、上座の窓から窺うと、これなる大きな家の、右座の炉端には、老翁老婆が並んで坐り、上座には、二人の男が並んで坐り、左座には、美しい少女が坐っていた。一同黙然として何事か打案じている様子であった。やがて老翁が云うよう『これ吾子たちよ、些かにても故実を弁えている我の云うことをよく聴きなさい。今夜は、吾身の背後を何物にか狙われているかの如く、気が落着かず、少しも眠ることが出来ないので、お前達を揺り起したのである。年廻りが悪くて、疫病神たちが往来する時は、いつもそうだった様に、今夜も特別眠れないのである。娘よ、大鍋に水を入れて掛けてくれ!』