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せいにかんするアイヌのしゅうぞく

性に関するアイヌの習俗

河野 広道

「北方研究 第一輯」1952(昭和27)年12月

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 5,926 字 · 12 页

青空文庫

と急におじけついて逃げ出した。その時※(半濁点付き片仮名ツ、1-5-93)ヌウォシ達は着物をまくり、チホッケ(褌)をはずして一物をさらけ出し、ホパラタしながら逃げていった。

(河野広道聞書、アイヌ調査資料のうち、穂別村の部より)

例2 猛熊もだじだじとなるということ

メノコが山で熊にあって害を蒙りそうになったときには、モウルをまくって(又は引きさいて)ホパルパしながら、

エ・ヌカン・ルスイ・ペ   見たい物を

エ・ヌカン・ルスイ・クス  見たくて

エ・イキ・プ・ネ・ナンコル お前は来たんだろう

ピリカノ・ヌカル      よく見よ

ピリカノ・ヌカル      とっくり見よ

という呪文を唱える、そうすると、どんな悪い熊でもかかって来ないという。

(知里真志保――アイヌの呪法と呪文〔観光社発行『アイヌの話』所収〕参照)

参考1 次の朝鮮民話などもホパラタ同様の風習が朝鮮にも存在していたことを示すものと考えられる。

「一人の女が山の中で虎に出会した。逃げ隠れるすべとてない。ここいらの女ならきゃーっと気絶するところだが、そこは山国女、虎を捕える位は朝飯前のことでさ。彼女は直ぐさま素っ裸になった。