轻读日语

轻松读懂日语经典作品

ja-reading.com

轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。

そうわ

挿話

徳田 秋声

「中央公論」1925(大正14)年1月

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 26,544 字 · 53 页

青空文庫

嫁さんも御主人の親類筋の人で、四国でいい船持ちだということです。庄ちゃんなんか行って、私をむずかしい女のように言っていたんですけれど、逢ってみればそんなじゃないなんて、ずいぶんよくしてくれるんです。それやどうして、学校出のちゃきちゃきですから気の利いたもんや。だけれど健ちゃんこのごろ少し遊びだしたようで……今年の春も、えらいハイカラな風してきたのや。洋行でもするようなお荷物でもって。ちょっとも私なんかと話しちゃいないですわ。方々飲みあるいてばかりいるんです。年もゆかないのに大酒飲みやさかえ、私も心配でこの間少しいることがあって千円ばかり送るように言ってやったけれど、何とも返事がない」

「ここに借金かね」

「借金といっては別にあるわけもないけれど……」お絹は微笑した。

「とにかくここを続けようというんだね」

「先きのことはわからないけれど、お婆さんのいるうちはね」

「お婆さんは庄ちゃんがみればいいじゃないか」

「どうして、あべこべにお婆さんが出す方や。庄ちゃんが困っていると、そんなら私のお金が少しあるさかえ、あれ使うことや、といったようなもんや」

お絹の口ぶりによると、弟娵がいつでも問題になるらしかった。