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にほんのぶんめい
日本の文明
大隈 重信
「教育時論 第七百八拾貳號」開發社、1907(明治40)年1月5日
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 6,737 字 · 13 页
〔日本における新文明〕
ザーは至上の教権と政権とを一身に具有し、極端なる圧制政治を行うのである。これに対して完全なる文明の要素を具備し、最も鮮活なる活動力を保持する新日本文明が、三十七、八年にこれと衝突した。それは即ち日露戦争であって、ここにも世界的文明は陸に海に、またかの如く完全なる勝利を獲たのであるが、陸戦に於ける勝利の要素は独仏の軍事組織あるいは戦略戦術を採用し、海軍に於ては世界海王の称の有った英国海軍の軍事組織、戦略戦術等を採用したに由るのである。
〔日本における新文明〕
我が日本が五十年間に成就したる文明上の大功績は、外に向っては純東偏文明の支那を警省せしめて、清国今日の大趨勢たる、変法自彊の志望を生ぜしめ、また露国をして中古的欧羅巴文明と亜細亜蛮民の精神との混合的文明を革めて、立憲政治、信教自由の国論を生ぜしむるに至ったのであるが、翻って内自ら省みれば更に偉大なる事業を成しつつあるのである。
元来、我が日本は東洋に在って、東洋文明の精華を包含しておるのであったが、更に希臘、羅馬より今世の欧羅巴、亜米利加二大陸に於て、充分発達進歩した西向文明の精神、即ち自由の思想を摂取して、これを東洋文明の精神、即ち統一の精神と円満に調和したことが、即ち新日本の文明の根本至要点であって、これを以て七百年来の封建政治をば、平和に解散して