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にほんのび
日本の美
中井 正一
中井正一『日本の美』。同一底本的分册已合并为一书。收入:日本の美、近代美の研究。
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 96,126 字 · 187 页
を認めたのである。しかしブランデスはこの過程を彼の文学論において次のようにのべる。
「人々は、――フィヒテ自身も根本においてはそうであったのだが――しかし彼とははなはだ異なれる方法において、絶対我の中に神の理念ではなく、人間的な思惟するところのものを理解した。しかして、専制君主の専横をもって一切の外界を撥無するところの、自我の唯我独尊的な新しい自由への衝動は、馬鹿馬鹿しいほどな気儘な、皮肉な空想的な若い天才たち、半天才、四分の一天才の連中を陶酔せしめた。疾風怒濤時代においては、そこでは自由、すなわち人々の渇仰したものは、十八世紀のもつ啓蒙であった。しかるにそれはみずから一層純化せられたる抽象的な形式で反覆されることによって、もはや自由、すなわち人々の貪っているものは、十九世紀のもつ放恣となったのである。」
Brandes : Hauptstr※(ダイエレシス付きO小文字)mungen d. Literatur d. N. J. S. 202.
この宗教的主体性が捨離され、軌範的体系の中核として主観があらわれ、この主観が自我として捉えられて勃興期市民文化の槓杆となり、さらにその主観性が放恣と混沌にまで頽落の過程をたどった運命は、また純粋ならびに絶対の言葉の負担されし運命の過程でもあったのである。