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めいじげきだん ランプのもとにて

明治劇談 ランプの下にて

岡本 綺堂

岡本綺堂『明治劇談 ランプの下にて』。同一底本的分册已合并为一书。收入:明治劇談 ランプの下にて、明治演劇年表。

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 167,283 字 · 329 页

青空文庫

三十一年(戊戌) 一八九八

三十二年(己亥) 一八九九

を上演。卑猥残忍の批難攻撃甚しく、遂に警視庁の注意を受けて半途休業。

○八月二十一日、十二代目守田勘弥死す、五十二歳。明治以後、演劇の向上に尽力したるは周知の事実にて、古河新水の名を以て上演したる自作の脚本「文珠九助」「島の為朝」「三府五港写幻灯」などあり。

○十月、明治座にて「大森彦七」を初演。団十郎の彦七、女寅の千早姫、いずれも好評。

三十一年(戊戌) 一八九八

○一月三日、狂言作者久保田彦作死す、五十三歳。

○一月、歌舞伎座にて黒岩涙香の小説「捨小舟」を脚色して上演。涙香の探偵小説全盛の時代なれども、その成績思わしからず。

○二月、大阪梅田の劇場に団十郎乗込み、二興行の給料五万円は余りに法外なりという物議を醸す。

○三月二十三日、本郷区春木町一丁目より出火して、春木座類焼。

○九月、川上音二郎はボートに乗込み、南洋探検を企つると称して漕ぎ出でしが、航行意の如くならず、伊勢の海岸に上陸す。

○去年以来の子供芝居いよいよ繁昌す。

三十二年(己亥) 一八九九

○一月十六日、四代目中村芝翫死す、七十歳。江戸時代には満都の人気を一身にあつめしと伝えらるるも、晩年落寞、小劇場などに出勤していたるなり。