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しゅんせつのでわじのみっか
春雪の出羽路の三日
喜田 貞吉
「社会史研究 第九巻第六号」1923(大正12)年6月
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 16,521 字 · 33 页
かくのごとき風習は奥羽地方各地にあると見えて、陸中江刺郡黒石の蘇民祭もこれに似たものだとのことであった。『民族と歴史』第五巻第四号に、羽後平鹿郡の細谷則理君が報告せられた「羽後のおしあひ祭」と題する記事もこれに似ている。
なお右の羽黒の行事は、加藤将義君と高橋栄君とに詳細の報道を御依頼しておいたから、いずれ本誌において御紹介し得るの機会があろう。
この夜終列車の急行で帰京。出羽滞在丸三日に過ぎなかったが、あまり同地方を知らぬ自分にとっては、珍らしいことの多かったのが嬉しい。帰ってみると東京の桜はすでに咲いている。