轻松读懂日语经典作品
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ちえのいちたろう
智恵の一太郎
江戸川 乱歩
象の鼻「少年倶楽部」大日本雄弁会講談社、1942(昭和17)年1月<br>消えた足跡「少年倶楽部」大日本雄弁会講談社、1942(昭和17)年2月<br>智恵の火「少年倶楽部」大日本雄弁会講談社、1942(昭和17)年3月<br>名探偵「少年倶楽部」大日本雄弁会講談社、1942(昭和17)年4月<br>空中曲芸師「少年倶楽部」大日本雄弁会講談社、1942(昭和17)年5月<br>針の穴「少年倶楽部」大日本雄弁会講談社、1942(昭和17)年6月<br>お雛様の花びん「少年倶楽部」大日本雄弁会講談社、1942(昭和17)年7月<br>幼虫の曲芸「少年倶楽部」大日本雄弁会講談社、1942(昭和17)年8月<br>冷たい火「少年倶楽部」大日本雄弁会講談社、1942(昭和17)年9月<br>魔法眼鏡「少年倶楽部」大日本雄弁会講談社、1942(昭和17)年10月<br>月とゴム風船「少年倶楽部」大日本雄弁会講談社、1942(昭和17)年11月<br>兎とカタツムリ「少年倶楽部」大日本雄弁会講談社、1942(昭和17)年12月<br>白と黒「少年倶楽部」大日本雄弁会講談社、1943(昭和18)年1月<br>風のふしぎ「少年倶楽部」大日本雄弁会講談社、1943(昭和18)年4月<br>飛行機を生み出すたのもしい力「少年倶楽部」大日本雄弁会講談社、1943(昭和18)年7月
N3 · 进阶 · 新字新假名 · 67,333 字 · 134 页
材料はやすいものだし、この光にはほとんど熱がないから、どんな危険なところで使っても、火事をおこす心配がないのだからね。
さわってごらん。冷たいだろう。火というものは熱いのがあたりまえのように思っているが、このバクテリヤ・ランプは水のように冷たいのだ。冷たい火だ。だから鉱山の穴の底だとか、火を発しやすい薬品をあつかう工場などのランプとしては、ほんとうにおあつらえむきなんだよ」
「それで、その発光バクテリヤはどこにいるんですか。どこで手に入れるのですか」
「海の水の中なんかに一等たくさんいるんだが、海まで行かなくても、たやすく手に入れる法があるんだよ。君にだって実験ができるんだよ。そのやり方を教えてあげようか」
「ええ、教えて下さい。僕やってみたいなあ」
一太郎君はもう夢中です。青白い光の中に浮きあがって見える高橋さんの顔を、またたきもせず見つめています。
「それはね、魚屋さんから生のよいイカを一匹買って来るんだよ。どんなイカでもいいんだ。それを水で洗ったりしないで、そのままお皿にのせて、海の水ぐらいの辛さの鹽水をつくって、イカの上にぶっかけて、そのお皿を、どこか冷たい場所に、十時間ぐらいおいておくのだよ。