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まつのみさおびじんのいきうめ
松の操美人の生埋
三遊亭 円朝
02 侠骨今に馨く賊胆猶お腥し
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 88,963 字 · 176 页
者が繊弱い婦人を彼の如く縛って置くをなぜ止めん、なぜ助けん、其の許の心底の訝しき事は疾くより存じて居る」
と云いながら、側に置いた関の兼元を取ってひらりと抜いて、
山「さア一緒に往って見なさい」
とぐっと抱上げましたから、圖書は手込になるまいと手足を働かして見たが迚も敵わん。例の拾八人力あると云う山三郎の腕に力を籠めて締附けられたのだから耐りません、うんと云ったばかりの有様を見て、傍の者も驚きまして呆気に取られて見て居りますと、山三郎は圖書を小脇に掻い込んだまゝ大胯に歩いて庭に下りようと致します。千島禮三は此の体に驚いて立上るのを山三郎は振返りながら関の兼元を突附けて、
山「さア、じたばたすると片端から踏殺すから左様心得ろ、手前らは己を此処へ誘いて、俘虜にして命を取ろうとした企の罠へ、故意と知って来たを気が附かんか、大篦棒め、ぐず/\すれば素首を打落すぞ」
という其のけんまくの怖ろしいのに盗賊共は只最う胆を挫がれましてきょと/\して居りましたが、其の中に千島禮三流石に度胸も据って居りますから、
禮「それ鉄砲を」
と云ったけれども二拾一挺ある