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みんげいよんじゅうねん
民藝四十年
柳 宗悦
柳宗悦『民藝四十年』。同一底本的分册已合并为一书。收入:民芸四十年、改めて民藝について、四十年の回想。
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 182,248 字 · 368 页
日本の窯業は近年においてほど堕落したことはありません。ろくなものが出て来ないのです。藝術家を以て任ずる個人的作家でも、わずかの人を除いては、決してよき仕事をしてはいないのです。
しかし私たちをしてとりわけ希望を抱かしめる窯がないわけではありません。中で琉球の壺屋は忘れられない窯場の一つです。おそらくは日本中で伝統的な窯場としては第一に推すべきものでありましょう。大体壺屋の仕事は今日まで研究家の間にも蒐集家の間にもよく知られていませんでした。遠隔の地ではありますし、小さな窯場と考えられてか、注意する人がなかったのです。しかし歴史は苗代川等と共に古く、この三百年の間に様々な変遷を経て、種々な品物を送り出しました。手法の変化が多い点では、窯の数に比しちょっと類例が他にないほどなのです。南からも北からも西からも色々な要素が入って互に交ったせいか、焼物の主な手法はほとんど何でもあるのです。染付はもとより、象嵌、流釉、陰刻、黒釉、飴釉、白釉、緑釉等々、多過ぎるほどの変化です。中で一番特筆されてよいものは赤絵と線描の二種類です。陶器の赤絵としては日本一と呼んでよく、犬山等の比ではありません。