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みんげいよんじゅうねん
民藝四十年
柳 宗悦
柳宗悦『民藝四十年』。同一底本的分册已合并为一书。收入:民芸四十年、改めて民藝について、四十年の回想。
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 182,248 字 · 368 页
琉球の富
序
ここで民俗博物館との差異が起る。後者は直観に基く美的価値を中心とする美術館ではない。民藝館は単なる陳列場ではない。
従って列べ方も事情の許す限り物の美しさを活かすように意を注いである。品物は置き方や、列べる棚や、背景の色合や、光線の取り方によって少なからぬ影響を受ける。陳列はそれ自身一つの技藝であり創作であって、出来得るなら民藝館全体が一つの作物となるように育てたいと思う。とかく美術館は冷たい静止的な陳列場に陥りやすいのであるから、もっと親しく温い場所にしたいといつも念じている。
国家は少数の異常な人々を挙げて、その名誉を誇るかも知れない。しかし一国の文化程度の現実は、普通の民衆がどれだけの生活を持っているかで判断すべきであろう。その著しい反映は、彼らの日々の用いる器物に現れる。民藝館は故国の栄誉のために、この問いに明確な答を与えようとするのである。訪われる方は他のどの美術館においてよりも、ここで日本の生活をまともに見られるであろう。
(一九四七年)
琉球の富
序
地図を案ずれば、琉球は九州と台湾との間の広い大洋の中に、点々と散在する小さな島の群です。