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みんげいよんじゅうねん

民藝四十年

柳 宗悦

柳宗悦『民藝四十年』。同一底本的分册已合并为一书。收入:民芸四十年、改めて民藝について、四十年の回想。

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 182,248 字 · 368 页

青空文庫

日本人は自主的にこの「眼」を大いに輝かすべきではないか。因にいう。渋いという如き、美への標準語を持っている国民は東洋にも他にはない。この点で、支那も朝鮮も美の鑑賞には立ち遅れている。二つの先輩国の真の美を味識するのは、かえって日本人だと思えてならぬ。朝鮮藝術を熱心に勉強し、これを尊敬したのは不思議にも朝鮮人ではなく、実に日本人であった。これは「日本の眼」の働きなのである。その意味で、美術館の如きはもっと自主的に「日本の眼」を輝かせてよい。「西洋の眼」を借りずとも充分独自の仕事が果せる。須らく「日本の眼」でその内容を整理すべきである。これを成せば「世界の眼」が瞠目してこれを眺めるであろう。

小さいながら民藝館はこの使命を感じて、遠慮なく「日本の眼」を働かせているのである。西洋の追従などはせぬ。「現代の眼」などには迷わされぬ。そのせいか民藝館に外人の客は絶えぬ。かえって「永却の眼」に「日本の眼」を高め深めたい。それは不可能ではない。「日本の眼」は思いつきや流行を追う要はない。深く仏法に根ざして、「まこと」への直観を示していると信じる。私は事情が許せばいつか「日本の眼」