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「ふんしょじだい」のしゅつげん
論理とその実践――組織論から図書館像へ――
中井 正一
中井正一『論理とその実践――組織論から図書館像へ――』。同一底本的分册已合并为一书。收入:「焚書時代」の出現、生まれ変った赤坂離宮、国立国会図書館について、知識と政治との遊離、地方文化運動報告、図書館法楽屋話、図書館法の成立、野に山にかかる虹の橋、民族の血管、「良書普及運動」に寄せて、機構への挑戦、巨像を彫るもの、国立国会図書館、集団文化と読書、実践について、組織としての図書館へ、地方の青年についての報告、聴衆0の講演会、図書館法ついに通過せり、図書館法と出版界、歴史の流れの中の図書館。
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 57,021 字 · 120 页
マックリーシュの下に働いていた副館長クラップ氏ならびにアメリカ図書館協会のブラウン氏が、わが国立国会図書館の出発にあたって、多くの助言をあたえられたとき、そこに未だ世界に多くその類例を見ないこのインフォメーション・センターとしての大構想が、嗣がれていたのである。この考え方は世界における新構想であるのみならず、未だ実験中の新元素機構なのである。戦後の混乱の文化機構の中に、この大組織網としての図書館構造の形成の中核として立ち上りつつあるわが国立国会図書館は、まことに容易ならざる三年間を、ここに閲したというべきであろう。開館の六月五日を思い返して、うたた感無量なるものがある。
日本全国図書館の本の綜合目録を造ることによって、全情報を我館に集めることは図書館法で定められると共に、私達は二十五カ年計画をもってこれを始めているのである。これはユネスコから国際的目録改良委員会を我館に委嘱していることと思い合わせて、内外の世界的スケールで、集団的情報組織の一環として、我館は東洋の一角に、そのコーナー・ストーンを、先んじて置いたというべきである。アメリカの議会図書館の姉妹図書館としての緊密な連絡は、この国際性をまことに深からしめているのである。