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ろんごものがたり
論語物語
下村 湖人
「現代」大日本雄弁会講談社、1938(昭和13)年
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 132,688 字 · 266 页
言慎まざるべからざるなり。夫子の及ぶべからざるや、猶お天の階して升(のぼ)るべからざるがごとし。夫子にして邦家を得ば、所謂之を立つれば斯に立ち、之を道(みちび)けば斯に行(したが)い、之を綏(やす)んずれば斯に来り、之を動かせば斯に和ぐ。其の生や栄え、その死や哀む。之を如何ぞ其れ及ぶべけんやと。(子張篇)
5 子禽、子貢に問いて曰く、夫子の是の邦に至るや、必ず其の政を聞く。之を求めたるか、抑之を与えたるかと。子貢曰く、夫子は温良恭儉讓以て之を得たり。夫子の之を求むるや、其れ諸れ人の之を求むるに異るかと。(学而篇)
6 子曰く、君子は周して比せず、小人は此して周せずと。(爲政篇)
7 子曰く、小子何ぞ夫の詩を学ぶ莫きか。詩は以て興す可く、以て観る可く、以て群す可く、以て怨む可し。之を邇(ちか)くしては父に事え、之を遠くしては君に事う。多く鳥獸草木の名を識ると。(陽貨篇)
8 子曰く、能く礼讓を以て国を爲(おさ)めんか。何かあらん。礼讓を以て国を爲むる能わずんば、礼を如何せんと。(里仁篇)
9 子曰く、之を如何せん、之を如何せんと曰わざる者は、吾之を如何ともすること末(な)きのみと。