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ろんごものがたり

論語物語

下村 湖人

「現代」大日本雄弁会講談社、1938(昭和13)年

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 132,688 字 · 266 页

青空文庫

瑚※(「王+二点しんにょうの連」、第3水準1-88-24)

(先進篇)

2 子曰く、貧にして怨むこと無きは難く、富みて驕(おご)ること無きは易しと。(憲問篇)

3 子曰く、賢なるかな回や。一箪(たん)の食(し)、一瓢(ぴよう)の飲(いん)、陋巷(ろうこう)にあり、人はその憂に堪えず。回やその楽を改めず。賢なるかな回やと。(雍也篇)

瑚※(「王+二点しんにょうの連」、第3水準1-88-24)

子、子賤を謂う。君子なるかな、かくのごときの人。魯に君子者無くんば、斯れ焉んぞ斯を取らんと。――公冶長篇――

子貢問いて曰く、賜や如何と。子曰く、汝は器なりと。曰く、何の器ぞやと。曰く、瑚なりと。――公冶長篇――

「子賎は君子じゃ、あれでこそ真の君子と云えるのじゃ。」

孔子は、子貢の前で、しきりに子賎を讃め出した。

子賎は子貢より十八歳の後輩である。このごろ魯の単父という地方の代官になったが、いつも琴を弾じて堂を下らない。それでよく治まっている。子賎の前に代官をしていた巫馬期は、星をいただいて出で星をいただいて帰るというほど骨折ったが、子賎ほどにうまくは治まらなかった。

そこで巫馬期が、ある日子賎に、

「一たいどこに君の秘訣があるのだ。