轻读日语

轻松读懂日语经典作品

ja-reading.com

轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。

うしすてばうますてば

賤民とは何か

喜田 貞吉

喜田貞吉『賤民とは何か』。同一底本的分册已合并为一书。收入:牛捨場馬捨場、旃陀羅考、賤民概説、特殊部落ということについて、放免考、濫僧考、濫僧考補遺。

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 116,870 字 · 229 页

青空文庫

既に主従関係が生じてみれば、その従者たるものはもちろん天皇直隷の国家の公民ではなく、実際上社会に勢力を有する程の身分であっても、国法の精神から云えば立派に家人奴婢階級の賤民の徒であらねばならぬ。否ただに令制の精神からというのみでなく、事実彼らは依然賤民の名称たる「家人」を以て呼ばれていた。しかもその「家人」たるや、もはや決して賤者を以て目せらるべきものではなかった。もともと国法上の賤民が境遇の問題である以上、境遇がよくなれば解放されて良民となるのは当然の事であるが、今や名義上ではその賤民たる身分のままで、しかもかえって良民たるべき農民以上の地位を占めるものが起って来たのである。すなわち令制の賤民の地位が、そのままに解放せられ、向上せられたものであった。ことに有力なる主人を有する家人等は、その主の威光を笠に着て勢を振うことが出来る。ここにおいてか、有為の士は自ら好んで有力者の家人になり、令制の賤民の地位に甘んずるようになる。一方では将種、将家などと呼ばれて、累代多くの家人を有し、立派に武士の統領たるの家を為しているものでも、一方では摂関家の如き、自分よりも一層有力なる者の家人となって、自らその爪牙に任じたものであった。