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もん

門

夏目 漱石

宗助在秋日午后躺着发呆,和妻子有一搭没一搭聊天,平淡的日子下好像藏着说不出口的秘密。

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 139,830 字 · 278 页

青空文庫

御米は小六と差向に膳に着くときのこの気ぶっせいな心持が、いつになったら消えるだろうと、心の中で私に疑ぐった。小六が引き移るまでは、こんな結果が出ようとは、まるで気がつかなかったのだからなおさら当惑した。仕方がないからなるべく食事中に話をして、せめて手持無沙汰な隙間だけでも補おうと力めた。不幸にして今の小六は、この嫂の態度に対してほどの好い調子を出すだけの余裕と分別を頭の中に発見し得なかったのである。

「小六さん、下宿は御馳走があって」

こんな質問に逢うと、小六は下宿から遊びに来た時分のように、淡泊な遠慮のない答をする訳に行かなくなった。やむを得ず、

「なにそうでもありません」ぐらいにしておくと、その語気がからりと澄んでいないので、御米の方では、自分の待遇が悪いせいかと解釈する事もあった。それがまた無言の間に、小六の頭に映る事もあった。

ことに今日は頭の具合が好くないので、膳に向っても、御米はいつものように力めるのが退儀であった。力めて失敗するのはなお厭であった。それで二人とも障子を張るときよりも言葉少なに食事を済ました。

午後は手が慣れたせいか、朝に比べると仕事が少し果取った。