輕鬆讀懂日語經典作品
ja-reading.com
輕鬆讀懂日語,輕鬆閱讀日語。線上閱讀日語經典作品。支援在閱讀過程中顯示假名、查詢生詞、翻譯句子。
せかいのいっかんとしてのにほん
世界の一環としての日本
戸坂 潤
線上閱讀戸坂 潤《世界の一環としての日本(せかいのいっかんとしてのにほん)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 215,338 字 · 422 頁
そうなら、吾々はそういう「ヒューマニズム」を信用してはならぬと云うだけの理論上の又実社会上の、理由を有っているわけだ。かくて問題は唯物論による文化理論の根本に来るだろう。
併し、現在日本の場合を離れて一般的に考えても、普通、ヒューマニズムと呼ばれているものが実は単にヒューマニティーのテーマを高調するある必然的なポーズを指すに止まらないことは、そうありそうなことである。ヒューマニズムは多くの場合、それ自身一つの独自の哲学的立場と、特有な文化理論とを意味する。それは多くの場合ルネサンス以来のブルジョア日本主義を意味している。従って之に正面から対立するものはカトリック主義である場合が珍しくない。T・E・ヒューム(『芸術とヒューマニズム』)やT・S・エリオット(Selected Essays ―『エリオット文学論』)などがその例だ。前者はヒューマニズムの人間中心主義という弱点を衝き、真実のもつ客観的な硬質性の姿を超人間的な場所に求める。後者はヒューマニズムが(I・バビットの民主主義的反宗教的意図に反して)矢張り宗教に接続しないでは止まないという矛盾を暴露しようとしている。