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ようかいはかせ

妖怪博士/青銅の魔人

江戸川 乱歩

線上閱讀江戸川 乱歩《妖怪博士/青銅の魔人(ようかいはかせ)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。

N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 212,920 字 · 421 頁

青空文庫

と名づけられていました。

手塚さんが青銅の怪人の新聞を読んで心配したのは、この時計を持っているからでした。「夜光の時計」のことは世間にもよく知られていて、新聞や雑誌にも出たことがあるくらいですから、あの魔物のような怪物が気づかぬはずはありません。

昌一君もそのことが心配でたまらないものですから、ある日、おとうさんにたずねてみました。

「ねぇ、おとうさん、うちの夜光の時計はだいじょうぶでしょうか。」

「青銅の機械人間のことだろう。」

おとうさんもひじょうに心配らしい顔で、すぐお答えになりました。

「ナアニ、あれはだいじょうぶだよ。いくら魔物のようなやつだって、あれがとりだせるものか。鉄筋コンクリートの蔵の中の金庫にしまってあるんだからね。蔵を破ってはいったとしても、金庫をひらくことができない。それに、コンクリートの蔵を破るなんて、コッソリできる仕事じゃないからね。」

手塚さんは口でこそ自信ありげにいっていますが、内心はやはり心配でしかたがないようすです。

「ほんとうにだいじょうぶでしょうか。ふつうのどろぼうじゃないのですよ。いつでも追っかけられると、煙のように消えてしまうじゃありませんか。