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ようかいはかせ
妖怪博士/青銅の魔人
江戸川 乱歩
線上閱讀江戸川 乱歩《妖怪博士/青銅の魔人(ようかいはかせ)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 212,920 字 · 421 頁
不思議な盗賊
たおれてからも、むちゅうで起きあがろうとして、しばらくはもがいていましたが、その力もだんだんおとろえ、しまいには、グッタリとなって、死人のように、前後も知らずねむりこんでしまいました。
「オホホホ……、とうとうおねむりだね。催眠術の力はおそろしいねえ。さあ、いい子だから、そうしてねむりながら、わたしのいうことを、よく聞いておぼえておくのだよ。いいかい。」おばあさんは、たおれた泰二君の上に、身をかがめて、やっぱり両手は宙にうかし、ゆっくりと左右に動かしながら、何か呪文でもとなえるように、クドクドとしゃべりはじめるのでした。
泰二君は妖婆の魔法にかかったのでしょうか。いやいや、今の世に魔法なんてあるはずがありません。おばあさんがひとりごとをしたように、それは、催眠術というものの力だったのです。人を自由にねむらせ、ねむっているあいだに、いろいろなことを命令して、目をさましてから、それを実行させることができるという、あのおそろしい催眠術の力だったのです。
不思議な盗賊
その晩七時ごろ、泰二少年は、なにごともなかったように、おうちに帰ってきました。
おかあさまが、「泰ちゃん、どうしてこんなにおそくなったの。