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いちかわくめはち
新編 近代美人伝 (下)
長谷川 時雨
線上閱讀長谷川 時雨《新編 近代美人伝 (下)(いちかわくめはち)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 138,172 字 · 277 頁
あの女を、伊藤なればこそ養っているなどと噂もある。
それは柳原さんや、入江さんも知っている。
私は田舎者の無教育ですから、※(「火+華」、第3水準1-87-62)子が住んでいる文学の世界などは毛頭知りません。だからその点遠慮して、どんな事をしようが、何一ツ小言をいった事はありません。
「忘れがたき別府の一夜」の題下には、大正八年一月末に(『踏絵』が出てから数えて三年目)湯の町の別府に、宮崎氏が白蓮さんをたずねた。その後『解放』の同人たちに噂が高く、春秋の上京に、散歩、観劇などを共にしていたとある。
雑誌『解放』は、吉野博士を中心にして、帝大法科新人会の人たちが編輯をしていた、高級な思想文芸雑誌だった。白蓮女史の劇作「指鬘外道」を掲載することについて、誰かがうちあわせにゆくことになり、宮崎氏がいったのだった。そのあとでは、宮崎氏の机上はうずたかくなるほど、電報で恋の歌がくるというので、みんなが羨んだということだった。
この事件についての、世間の反響の一部分を、おなじ新聞からとってみると、廿三日のに、九大の久保猪之吉博士夫人より江さんが――この夫妻も、帝大在学「雷会」