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ちょうにんげんエックスごう

超人間X号

海野 十三

線上閱讀海野 十三《超人間X号(ちょうにんげんエックスごう)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。

N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 89,025 字 · 178 頁

青空文庫

で、内部の様子をさぐっていたのである。谷博士や少年たちが、地下十六階から脱出する時も、やはり倉庫にはいっていた、予備の機械人間を分解し、その中にはいって逃げだしたのだった。それだから、階段やエレベーターにも怪しまれず、ほかの機械人間にも気づかれずに、ここまでやって来ることができたのである。

――谷博士は、まっかなにせ者、X号が化けていたことがわかった。山形警部は、戸山少年たち五名と協力し、ほんものの谷博士を救いだして、研究所の中心部を占領し、機械人間を活動停止させた。即刻警官隊を出動させて、研究所の建物全部を占領せよ。われわれは全力をあげてX号を追跡する――

こういう短波放送が、くりかえしくりかえし、電波に乗って流れて行った。まもなく、

――大手柄を感謝す。武装警官百五十名は、いまトラックに分乗して、三角岳に向かった。ひきつづき、X号の逮捕に努力せられたし。署長――

という返事があったのである。

だが谷博士は、ふきげんだった。

「逮捕など、そんな生やさしいことが、X号に向かってやれるものか。X号を殺すか、われわれが殺されるか。食うか食われるかの争いなのに、そんなことでは、どうするんだ」