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ちょうにんげんエックスごう

超人間X号

海野 十三

線上閱讀海野 十三《超人間X号(ちょうにんげんエックスごう)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。

N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 89,025 字 · 178 頁

青空文庫

X号反撃

そして、博士のことばのとおり、X号の反撃は、またたくうちにはじまったのである。

X号反撃

その時、扉のそばに立っていた少年が大声で叫んだ。

「先生、たいへん、たいへんですよ。倒れていた機械人間が、また動きだしました」

「そんなばかな……」

と答える博士の声も、とたんに上ずっていた。

しかし、これはけっしてうそでもなんでもなかったのである。部屋の中に倒れている機械人間こそ、頭の受信装置を、火焔放射器で焼ききられているので、動きだしはしなかったが、廊下にひっくりかえっていた、無傷の機械人間は、むくむくと起きあがりはじめたのである。

どこからか、電波が送られはじめたのだ。ここの送波装置は、全部スイッチを切ってしまってあったのだから、どこか気のつかない所にあった、予備の操縦装置を、X号が動かしはじめたのだろう。

先頭に立った機械人間は、恐ろしい勢いでこちらへとびかかって来た。さいわいに火焔放射器がものすごい火焔をふきだして、その機械人間は、ウワァーッといって倒れたが、つづいて一人、また一人――

五人の少年は、戸口にならんで、火焔放射器で火の幕を作った。そしてどうにか、その先頭部隊だけを倒すことができたが、残りの機械人間が、全部活動をはじめたとなると、これはどんな武器を持って襲撃してくるか。