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よじげんひょうりゅう
四次元漂流
海野 十三
線上閱讀海野 十三《四次元漂流(よじげんひょうりゅう)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 63,363 字 · 128 頁
深夜のこの作業は、誰にも邪魔をされないで進んでいった。
雪子はだんだんと昂奮の色を示し、じっとしていることができなくて部屋の中を歩きまわる。
「ああ、もうすこしだ、もうすこしだ」といって蛇管の中をのぞいてみたり、「これならきっと夜明けまでに元の世界へもどれるわ」などとつぶやいたり、その他わけのわからぬことをぶつぶついったりした。
「できた薬を姉さんは呑むんですか」
道夫が聞いた。
「そうなのよ」
「のむとどうなるの。四次元世界をはなれて三次元世界へもどれるというの」
「ええ、そうなの」
「すると今こしらえている薬は、いったいどんな働きをするの」
それには雪子は答えなかった。
「話してくれないのだね。じゃあ雪子姉さん。姉さんはどういう方法で、四次元世界へはいっていったの」
「あたしが三次元世界へもどったら、何もかもくわしくお話をしてあげるわ。それはあたしがたいへんな苦労をして見つけた方法なのよ」
「要点をいえば、どんなこと?」
「いやいや。今はいわないの。あとでゆっくりお話をしてあげる」
「四次元の第四の軸って、時間の軸じゃない」
「そんなもんではなくてよ。……ほら道夫さん。