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よじげんひょうりゅう
四次元漂流
海野 十三
線上閱讀海野 十三《四次元漂流(よじげんひょうりゅう)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 63,363 字 · 128 頁
再会
道夫には、自分の両親との通信も許されていなかった。これは、川北先生を一日も早く正気にもどるように、道夫に努力をさせるためであった。川北先生がよくなれば、道夫はこの病院から解放されて家へ帰れる約束になっていた。
道夫は、寝台の中によく睡っていたが、突然胸苦しさを感じて目がさめた。すると枕許に誰か立っているのだった。
「道夫さん。起きて下さい。ぜひあなたの力を借りたいのよ」
道夫は、そんな風に話しかけられたように思った。そこで彼はがばとはね起きた。
「道夫さん。あたしといっしょにいっていただきたいところがあるの」
もうろうたる雪子学士は、そういって青白い手を道夫の方へのばした。
再会
なつかしい雪子姉さん――木見雪子学士の声だと気がついた道夫は寝台からむくむくと起上った。
すると道夫の眼に、雪子の姿がうつった。それははっきりした姿であった。雪子はやつれた顔を道夫に向けて、にんまり笑いかけた。
「雪子姉さん。どうしてここへこられたの。いつ帰ってきたの」
道夫はそういって、寝台からすべり下りると、雪子の方へかけよった。
「道夫さん、しばらくあたしにさわらないで……」