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だいうちゅうえんせいたい

大宇宙遠征隊

海野 十三

線上閱讀海野 十三《大宇宙遠征隊(だいうちゅうえんせいたい)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。

N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 53,967 字 · 109 頁

青空文庫

風景だった。

三郎が入っていくと、艇夫たちは、にんまりと眼で笑って、そのまま話をつづけるのだった。三郎は、並べられた朝食に手を出しながら、彼らのいうことを、聞くとはなしに耳をかたむけた。

「……というわけなんだが、なんかいい名前を考えてくれよ」

「そうさなあ。そんなことはわけなしだい。チュウイチてえのはどうだ」

「チュウイチ? どんな字を書くのかね」

「宇宙の宙と、一二三の一よ。つまり宙一というわけだ。お前は、はじめて噴行艇にのって宇宙へのりだしたんだろう。だから、その留守に生れた子供に宙一とつけるのは、いいじゃないか」

「なるほど、宙一か。よい、いい名前だ。昨夜からおちつかなかったが、これでやっと、気がおちついたぞ」

と、その艇夫は立ち上る。

「お前、どこへいくんだい」

「知れたことよ。これから無電室へいって、今すぐ家内のやつを、無電で呼びだしてもらって宙一という名をおしえてやるのさ。説明してやらなくちゃ、うちの家内は、あたまが悪いと来ているから、通じないよ」

「まあ、なんとでもするがいい。ついでに、うちの家内にことづけをして、お前の家内のところへ、子供の誕生の祝物をとどけるようにいってくれ」