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ようかいはかせ
妖怪博士/青銅の魔人
江戸川 乱歩
線上閱讀江戸川 乱歩《妖怪博士/青銅の魔人(ようかいはかせ)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 212,920 字 · 421 頁
明智小五郎と小林少年
そのあとに、さっきの白い紙きれが、拾えといわぬばかりに落ちています。
怪物が立ちさっても、昌一君はたっぷり一分間、そのままボンヤリ立っていましたが、やっとからだの自由をとりもどすと、いきなり、その紙きれを拾いあげて、やにわにお家のほうへかけだしました。
明智小五郎と小林少年
青銅で作ったロボットのような、おそろしい怪物が、昌一少年をおびやかした翌日の午前のことです。
千代田区の明智探偵事務所の書斎で、名探偵明智小五郎と助手の小林少年が話しあっていました。
ひろい洋風書斎の四方のかべは、天井の近くまで本棚になっていて、金文字の本がぎっしりつまっています。部屋のまん中には、畳一枚分もあるような大きなデスクがすえられ、もたれに彫刻のある古風なイスがデスクをはさんで向かいあっておいてあります。
明智小五郎は、そのイスに腰かけ、デスクに頬づえをついて、一方の手で例のモジャモジャの髪の毛をもてあそんでいます。
リンゴのような頬をした小林少年は、名探偵と向かいあって腰かけ、ひどく熱心な調子で話しかけているのです。
「先生、少年探偵団の連中が、ぼくにやかましくいってくるんです。