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ようかいはかせ
妖怪博士/青銅の魔人
江戸川 乱歩
線上閱讀江戸川 乱歩《妖怪博士/青銅の魔人(ようかいはかせ)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 212,920 字 · 421 頁
納戸のときは、たぶん、たんすのひきだしの中へ入れたのだろう。蔵の中では、電球がわれて、まっくらになったすきに、着物のはいっている大きな箱の底へかくしたのだ。
あの時は、みんなで蔵の中を念入りにしらべたけれども、銅像みたいな大きなやつをさがしたのだから、それが着物のように小さくたたまれて、箱の底にかくされているなんて、思いもよらないことだった。それから、ゆうべの、手塚さんの寝室では、あすこにある洋だんすのひきだしの中か、あるいはベッドのシーツの下か……。」
「明智君、ちょっと。それじゃあ、あれはどう説明すればいいんだい? 魔人のやつは町を走っていて、ふいに消えてしまうことが、たびたびあったが、ゴム人形は走れないじゃないか。」
中村警部が明智のことばの切れるのをまちかねて、たずねます。
「ウン、それにはまた、別のトリックがあるんだ。魔人のやつはね、私設マンホールをほうぼうにこしらえていたんだ。エ、わかるかい。なかなか味な思いつきだよ。下水のマンホールね、あれはどこの町にもあるが、だれでもその上を歩いていて、さてマンホールがどこにあるかと聞かれても、ちょっと思いだせないものだ。