輕讀日語

輕鬆讀懂日語經典作品

ja-reading.com

輕鬆讀懂日語,輕鬆閱讀日語。線上閱讀日語經典作品。支援在閱讀過程中顯示假名、查詢生詞、翻譯句子。

ようかいはかせ

妖怪博士/青銅の魔人

江戸川 乱歩

線上閱讀江戸川 乱歩《妖怪博士/青銅の魔人(ようかいはかせ)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。

N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 212,920 字 · 421 頁

青空文庫

机が一つとイスが三きゃく、そのほかには何のかざりもない、あきやのような部屋です。

明智は小林少年の手をギュッとにぎったまま、イスにもかけないで、意味ありげなうす笑いをうかべています。

「小林君、おれをだれだと思うね。」

明智がへんなことをいいました。しかし、小林君は少しもおどろきません。

「怪人二十面相。」

ニコニコしながら、ズバリといってのけます。

「ウフフフ、気がついていたのか。しかし、もうおそいよ。きみには少しのあいだ、きゅうくつな思いをしてもらわねばならない。」

言ったかと思うと、明智とそっくりの二十面相は、いきなり小林君を、そこにおしたおして、例のカバンからとりだした細引きで、なんなく手足をしばり、猿ぐつわまではめてしまいました。

小林君は、何か考えがあるものとみえて、少しも抵抗せず、されるがままになっています。

二十面相は、何もはいっていない押入れの中へ、小林君をほうりこむと、その板戸をピッシャリしめて、一枚のドアーで通じている、となりの部屋へはいって行きました。

やがて、そこから、二十面相の話し声がきこえて来ました。どこかへ、電話をかけているのです。