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かいきよんじゅうめんそう

怪奇四十面相/宇宙怪人

江戸川 乱歩

線上閱讀江戸川 乱歩《怪奇四十面相/宇宙怪人(かいきよんじゅうめんそう)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。

N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 182,581 字 · 364 頁

青空文庫

その大きな門をはいって、玄関のベルをおすと、わかい女中が出てきました。

「明智探偵事務所の小林というものです。明智探偵からお電話したはずですが……。」というと、女中はニッコリ笑ってみせて、

「ええ、わかっております。明智先生はもう来ていらっしゃいますよ。あなたが、おいでになることも、うかがっていました。どうかこちらへ……。」

と、先に立って、応接間へあんないするのでした。

「やっぱり先生だなあ。なんて、すばやいのだろう。」

小林君は感心しながら、女中のあとについて、りっぱな洋ふうの応接間にはいりました。見ると、まるいテーブルをかこんで、明智先生と、主人の宮永さんらしい人とが、話をしていました。そして、テーブルの上には、黒い博士邸の地下室で見たのと、そっくりの黄金どくろが、さんぜんと、かがやいていたではありませんか。

「ああ、小林君、おそかったねえ……。宮永さん、これが助手の小林です。まだ子どもですが、こんどの事件は、すっかり、ひとりでやっているのですよ。」

明智探偵が、紹介しますと、主人の宮永氏も、にこにこして、

「やあ、小林くんですか。きみのことは、新聞でよく読んでいますよ。