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かいきよんじゅうめんそう
怪奇四十面相/宇宙怪人
江戸川 乱歩
線上閱讀江戸川 乱歩《怪奇四十面相/宇宙怪人(かいきよんじゅうめんそう)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 182,581 字 · 364 頁
魔法のたね
」
明智が、意味ありげにいいました。
「おやおや、すると、とうとう、逃がしてしまったというわけですか。さすがの名探偵も、星の世界の怪物には、かなわなかったというわけですか。」
「いや、逃がしたのじゃありません。ぼくは、宇宙怪人を、とりこにしたのです。」
「え、とりこにした。どこに、どこに?」
「それは、へやにはいって、ゆっくりお話しましょう。怪人の魔法のたねも、いろいろ、お目にかけますよ。」
庭には、七人の刑事が、円盤を見るために集まって、明智探偵のまわりをかこんでいました。
「きみたちは、やはり、そとをまもってください。まだ、ゆだんはできませんよ。」
明智はそういって、刑事たちに目くばせをしました。そして虎井博士とならんで、ふたりの少年をともない、うちのなかへはいっていきました。
魔法のたね
博士と明智と小林君などが、もとの応接間にもどると、まもなく、博士邸の門前に三台の自動車がとまって、その中から十四、五人の人がドヤドヤとおりたち、邸内にはいってきました。
「虎井博士、ぼくの証人たちが、ついたようです。いまに、ここへやってきますよ。」
明智がそういっているうちに、もう、ろうかに、おおぜいの足おとがして、ドアがひらき、つぎつぎと人の顔があらわれました。