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かいきよんじゅうめんそう

怪奇四十面相/宇宙怪人

江戸川 乱歩

線上閱讀江戸川 乱歩《怪奇四十面相/宇宙怪人(かいきよんじゅうめんそう)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。

N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 182,581 字 · 364 頁

青空文庫

金色の骸骨

」

少女は、たった一つ電灯のついている窓を、ゆびさしました。

「じゃあ、どうして地下室へ、いったの?」

「音がしたからよ。」

「で、地下室に、何がいたの?」

「お化けよ。お化けが三びきいるの。」

少女は、ふるえ声で答えて、もっとつよく、しがみついてきました。

金色の骸骨

小林君は、少女にだきつかれながら、すばやく頭をはたらかせて考えました。

そのときまでは、少女のお化けというのは、四十面相のことかもしれないと、思っていたのですが、「三びき」だとすると、四十面相ではありません。では、さっき、ここへ、しのびこんだ四十面相は、いったい、どこにいるのでしょう。

もしかすると、このかわいらしい少女が、やっぱり四十面相のなかまで、小林君を、だまそうとしているのかもしれません。すると、四十面相も、庭の林のなかのどこかに、すがたをかくして、ふたりのようすを、うかがっているのではないでしょうか。

そう考えると、少女がかわいい、あどけない顔をしているだけに、いっそう、きみが悪くなってきました。

「あぶない、あぶない。うっかり、ゆだんはできないぞ。四十面相のやつは、じつに思いもよらないことを考えだす、魔術師だからな。