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かいきよんじゅうめんそう
怪奇四十面相/宇宙怪人
江戸川 乱歩
線上閱讀江戸川 乱歩《怪奇四十面相/宇宙怪人(かいきよんじゅうめんそう)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 182,581 字 · 364 頁
人間というものは、はじめて見たものを、信用しないようにできている。新しい発明でも、おなじことだよ。たとえば、飛行機だね。いまから百年まえには、人間が空を飛べるなんて、夢にも知らなかった。それよりずっとはやく、鳥のように空を飛ぶことを考えた人は、たくさんある。日本の江戸時代にも、じぶんのからだに、大きなはねをしばりつけて、空中飛行をやってみた人がある。しかし、そんな人たちは、きちがいだといわれた。空を飛ぶなんて、バカなことができるものかと、ものわらいになった。
それがどうだね。いまでは、五十人、六十人という人をのせて、じゆうじざいに空を飛び、二、三日で地球をひとまわりできるほどになってしまった。
だから、空とぶ円盤だって、バカにしてはいけない。われわれの頭では考えられなくても、もっとべつの世界の人には、わけもないことかもしれないのだからね。」
「べつの世界の人って?」
平野少年は、ふしぎそうな顔をしてたずねました。
「つまり地球のそとの世界さ。宇宙には地球よりも大きい世界が、かずかぎりなく、あるんだからね。」
「アア、それじゃ、火星ですか。あれは火星から飛んでくるのですか。