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「ふんしょじだい」のしゅつげん
論理とその実践――組織論から図書館像へ――
中井 正一
線上閱讀中井 正一《論理とその実践――組織論から図書館像へ――(「ふんしょじだい」のしゅつげん)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 57,021 字 · 120 頁
それでどうして、十万人の集団単位の組織研究をしていたアメリカに勝つことが出来よう。今にして尚、湯川博士は、アメリカに行かなければ実験組織の中に展開してゆく湯川理論を発展する事は出来ないのである。
アメリカが日本をリードし、制している根本的なるものは、個人的なものの考え方に対する集団的なものの考え方において、遙かに一歩先んじているところにあるかと思われる。
こういうと、嫌な顔をする人々の顔が、眼に見えるようであるが、好むと好まざるにかかわらず、この集団的な生き方、考え方を、正しくものにしなければ、世界の水準の新しい日本の位置を保つことはできないのではあるまいか。
この激しい急流の、一方に高まりつつあるもの、そしてそれが低きにしたがって流れている大いなる流れは、この個人から集団への道であるかのようである。
そこで、この集団の生き方、考え方として、どんな事が、私達の眼前にあらわれて来ているであろう。ちょうど、個人がものを考えるように集団がものを考える時はどうして考えるのであろう。早くいえば、学校で、会社で、議会でやっている「委員会」がそれである。
集団は「委員会」