輕鬆讀懂日語經典作品
ja-reading.com
輕鬆讀懂日語,輕鬆閱讀日語。線上閱讀日語經典作品。支援在閱讀過程中顯示假名、查詢生詞、翻譯句子。
つうぞくこうぎ れいこんふめつろん
通俗講義 霊魂不滅論
井上 円了
線上閱讀井上 円了《通俗講義 霊魂不滅論(つうぞくこうぎ れいこんふめつろん)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 75,415 字 · 148 頁
唯物論にて物質より精神を現ずることを説くも、われわれの精神は器械的に造り出すことはできない。たといなにほど巧妙を究めたる技術師ありても、物質分子を集めて人間を製造することはできない。必ず親、祖先ありて、子々孫々の間に相伝えなければなりませぬ。そうして見ると、唯物論の主義を立つるには、まず物質中に精神作用を初めて現ぜし太古にさかのぼりて考うることが肝要である。ここにおいて、人間の先祖調べが始まります。かくして先祖の先祖を尋ぬるに、近来は一般に進化論をもって説明するようになりましたから、唯物論はむろん進化論を取るに相違ない。もし、進化論によりて考うれば、人獣動物は同一の先祖より分派したりと申すから、精神のおおもとは動物初発のときにさかのぼらなければなりませぬ。しかるにまた、動物と植物とその祖先一なりと申すから、生物全体の起源にさかのぼらざれば、精神の本家本元は知れない。かくして生物の本元に達すれば、さらに唯物論者は、「生物と無生物とはその起源一なり」と申すから、精神の本籍調べは、ついに太古未開の無生的物質中に考えざるを得ざることになります。かくして、精神は太古の物質中に存するを知れば、無生的物質の中に精神の胚胎することが分かりましょう。