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つうぞくこうぎ れいこんふめつろん

通俗講義 霊魂不滅論

井上 円了

線上閱讀井上 円了《通俗講義 霊魂不滅論(つうぞくこうぎ れいこんふめつろん)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。

N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 75,415 字 · 148 頁

青空文庫

これを譬うるに、本来透明なる清水の表面に、氷を結びて不透明になりたるがごとく、本来、意識性の勢力の海面に、物質性の氷を結びて無意識になりたりと見てよろしい。あるいは透明性の海面に、泡を湧かして不透明になりたりと譬えてもよろしい。しかし、譬喩ばかりならべたところで、その道理を述べざれば承知する人もあるまいけれども、その論は実に古今の大議論なれば、到底、一朝一夕の弁明のよく尽くすところではない。よってそのことは、拙著『破唯物論』および近日別に著述する一、二の書に譲りましょう。かく譲りてばかりいては、唯物連中の揚げ足取りは、必ず逃げ口上のように評する恐れあれば、今ここに一言だけ述ぶることにいたします。

西洋に、唯物論に反対して唯心論があります。この唯心派の説によれば、その中に多少の異同あるにかかわらず、世界万物はみなわれわれの精神の鏡面に現ずる影像にして、心外に一物なく、万物ただこれ一心なりと申します。この理を証明するに、あるいはこれを感覚の上に帰し、あるいはこれを思想の中におさめ、あるいは時間空間の方に奪いくる等、これまた一様ではありませぬ。これに反して、唯物論の方に宇宙進化論を唱うるものがありますから、拙者は以上の両説を結び付けてさらに一考したれば、精神的勢力の活動開発の道理のみ、ひとり真理なることを発見