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したやそうわ
下谷叢話
永井 荷風
線上閱讀永井 荷風《下谷叢話(したやそうわ)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 122,971 字 · 246 頁
野人の分を忘れ己れを省ずして妄に尊王愛国の説をなすもの多きを見て枕山はこれを諷刺したのである。
この年秋の初に『枕山詩鈔』初編三巻が刻せられた。天保六年枕山十八歳の時より嘉永二年三十一歳に至る十五年間の吟作をめたのである。枕山は初め『詩鈔』を刻するに先だって序文を幕府の奥儒者成島確堂に乞うたことが、確堂の日誌『硯北日録』己未の巻に見えている。日誌に「五月二十一日庚寅。晴。小集。雪江、艇斎、枕山、蓑香、※(「木+蟶のつくり」、第3水準1-86-19)斎、由道、忠道、恒蔵等来。賦髑髏詩。枕山翁託序其集。」〔五月二十一日庚寅。晴。小集アリ。雪江、艇斎、枕山、蓑香、※(「木+蟶のつくり」、第3水準1-86-19)斎、由道、忠道、恒蔵等来ル。髑髏ノ詩ヲ賦ス。枕山翁其ノ集ニ序スルヲ託ス。〕としてある。しかし『詩鈔』の刊刻せられたものには、枕山躬ら千古寸心の四字を書したものが掲載せられているのみで、序も凡例をもつけていない。凡江戸時代の詩文集には必数人の序跋題辞等が掲げてあるのに、独り枕山の集のみこれを見ないのは頗異例とすべきである。清末の鴻儒兪曲園が日本人の詩賦を選評した『東瀛詩選』