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したやそうわ

下谷叢話

永井 荷風

線上閱讀永井 荷風《下谷叢話(したやそうわ)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。

N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 122,971 字 · 246 頁

青空文庫

」と言ってある。

枕山は詩仏の訃を聞いて輓詩一首を賦した。「満面桃花七十春。誰図化作九原塵。才如白也生無敵。骨似微之没有神。走卒猶能識詩仏。啼鵑也解喚天民。想公遺集不労嘱。已見半彫梨棗新。」〔満面ノ桃花七十春/誰カ図ラン化シテ九原ノ塵ト作ルヲ/才ハ白ノ如クシテ生マレナガラ敵無ク/骨ハ微之ノ似クシテ没シテ神有リ/走卒モ猶能ク詩仏ヲ識リ/啼鵑モ也解ク天民ヲ喚ブ/想フ公ノ遺集嘱ムヲ労セズ/已ニ見ル半バ彫リテ梨棗新タナリ〕この詩によってわたくしは詩仏の没する時、その『詩聖堂集』第三集の板木がまさに彫刻の半であった事を知り得た。

大塩平八郎が事を大坂に挙げたのは二月十九日である。星巌は詠史二首を賦した。その一首に、「為惜先生空講道。可嗤豎子漫成名。」〔為ニ惜ム先生ノ空シク道ヲ講ズルヲ/嗤フ可シ豎子ノ漫ニ名ヲ成スヲ〕の聯句を見る。

この年枕山の生涯には秋に入って房州に出遊するの日まで特に記すべきことがない。房州漫遊の行程は翌年の春出版せられた『房山集』一巻について見れば審である。『房山集』は枕山が世に公にした最初の集である。

天保八年の秋、枕山は鉄砲洲から武州金沢通の船に乗った。