輕鬆讀懂日語經典作品
ja-reading.com
輕鬆讀懂日語,輕鬆閱讀日語。線上閱讀日語經典作品。支援在閱讀過程中顯示假名、查詢生詞、翻譯句子。
せかいのいっかんとしてのにほん
世界の一環としての日本
戸坂 潤
線上閱讀戸坂 潤《世界の一環としての日本(せかいのいっかんとしてのにほん)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 215,338 字 · 422 頁
―― Schiller, Studies in Humanism)。
だが手品の要点は簡単である。ヒューマニティーというテーマを重大視する事は、ヒューマニティーを中心として一切の問題を片づけるということとは別な筈だ。ヒューマニティーの強調と哲学体系としてのヒューマニティー主義とは別だ。唯物論にとって今日何より大切な課題の一つは色々の点から云ってヒューマニティーである。だがそれ故に唯物論がヒューマニズム(実はヒューマニズム主義)になって了うとか、ヒューマニズムが唯物論の基礎だとかいう事にはならぬ。そういうことを考える時は、ヒューマニズムが民衆の抵抗線上の課題であったという根本の約束を忘れる時か、そうでなければ初めから、ヒューマニズムという思想装飾の新意匠によって民衆の抵抗線を弛緩させる心算であった事を暴露する時かである。――もしヒューマニズムが民衆の反ファッショ的抵抗力の増進と無関係なものならば、大衆は之に何等かの期待をかける筈はないのである。如何なるヒューマニストも民衆を裏切ることは出来まい(ナチ・ドイツに於ける文芸学上のヒューマニズムが如何にドイツ・ファシズム文化理論の典型の一つであるかに就いては、F・シラーの『文芸学の発展と批判』