輕讀日語

輕鬆讀懂日語經典作品

ja-reading.com

輕鬆讀懂日語,輕鬆閱讀日語。線上閱讀日語經典作品。支援在閱讀過程中顯示假名、查詢生詞、翻譯句子。

いぎょ

中谷宇吉郎集 第七巻

中谷 宇吉郎

線上閱讀中谷 宇吉郎《中谷宇吉郎集 第七巻(いぎょ)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。

N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 54,841 字 · 111 頁

青空文庫

この間鳥井さんのところから、サントリーの一ダース箱が時々届いた。山頂の冬籠りにはそれが非常に有難かった。もうその頃は、サントリーなど滅多に手に入らぬ時代であった。

この研究が始まった頃、即ち戦争の初期頃、東京で時々鳥井さんに会った。鳥井さんの会社の方でも、醸造装置を転用して、軍事用の燃料か何かをつくっておられたので、東京へは始終出て来られたようであった。

その頃鳥井さんは、ちょっと健康を損ねて、東京で武見国手の診療を受けておられた。この武見さんには、私も前に難病の胃周囲炎と肝臓ジストマとを治してもらい、それ以来親しくしていたので、ここでも、時々鳥井さんに会った、

武見さんは、牧野伸顕伯の姻戚にあたるので、その紹介で、松濤にあった牧野伯の家へ時々遊びに行ったことがある。牧野伯は、戦争の前途を、初めから非常に心配されていた。

とくに日本の科学や技術は、基礎が非常に浅いから、東条流の科学振興策では駄目だと、常々言っておられた。或る晩など、降下の宮様を二、三人まじえた七、八十人のお客に、私の科学映画「雪の結晶」を見せられたことがある。これは国際雪氷協会の大会に送った英語版のものであった。