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いぎょ

中谷宇吉郎集 第七巻

中谷 宇吉郎

線上閱讀中谷 宇吉郎《中谷宇吉郎集 第七巻(いぎょ)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。

N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 54,841 字 · 111 頁

青空文庫

人工衛星の構想

空気はもちろん無いから、人間は潜水服のようないわゆる宇宙服を着て、空気のボンベを背負っていなければならない。この服は一気圧弱の内圧に耐えればよいので、潜水服のような部厚のものはいらない。それでかなり自由に活動が出来る。こういう服を着た人間が、ロケットの外に出ると、真空中に浮いていることになる。この点は、この頃の天体旅行の映画によく出て来る場面であるが、あの場面は、科学的にも正しいと見てよい。

大きいタイアの材料を、一度に運ぶことは出来ない。それで二十くらいに分けて、ロケットを何度もとばせて、軌道までもって行く。そして引力のない空間で、これ等を組み立てるというのが、現在考えられている方法である。

人工衛星の構想

衛星軌道に到達出来るロケットが出来たら、それに人工衛星の構築材料を積んで、とび出して行く。一台には三十五トンくらいしか荷物を積めないので、最初の衛星構築の時期には、四時間おきくらいに、つぎつぎとロケットを送り出してやる必要があろう。これ等のロケットは、軌道上の一地点に行くように、発射の時刻を精密に調整しておく。衛星構築地点に達したら、荷物をおろすのであるが、これ等の荷物は、引力のはたらかない世界であるから、そのまま宙に浮いている。