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いぎょ
中谷宇吉郎集 第七巻
中谷 宇吉郎
線上閱讀中谷 宇吉郎《中谷宇吉郎集 第七巻(いぎょ)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 54,841 字 · 111 頁
唯遠心力は重力とちがって、内部で運動をするものにとっては、コリオリス加速度というものを生ずる。人間が歩いたり、頭を動かしたりすると、少しふらふらする。それで人工衛星の自転は、なるべくおそくする方がよい。二十二秒で一廻転するくらいにすると、このコリオリス加速度は、非常に小さくなり、大して不便はない。その時の遠心力は、重力の三分の一に相当する。即ちこの衛星の住民は、体重が三分の一になった感じで生活が出来るので、却って軽快な気持で働けるであろう。この人工衛星の自転は、小型のロケット・エンジンを一つつけておけば、簡単に与えられる。これも所定の廻転速度になったら、エンジンを切ってしまってよいので、あとは永久に自転をつづける。
一寸面白いことは、車輪の中心に対して反対側にいる人は、上下が逆になっていることである。両方とも中心が上だと思っているわけである。それも別に珍しいことではなく、東京に住んでいる人と、南米のブエノス・アイレス附近に住んでいる人とでは、上下が逆向きになっているのであるが、別に何の不自由も感じない。それと同じことである。
人工衛星が自身で廻転していると、一つ不便なことがある。